美容整形の中でも、メスを利用せずに簡単な方法で整形できるものをプチ整形といいます。プチ整形は、あまりお金がかからず若い女性に人気があります。このプチ整形の中に、ボトックス注射を使った美容整形があることはよく知られていることです。ボトックス注射には、さまざまな使い方がありますが、注目されている使い方の一つが皺をなくす方法です。皺をなくす方法の一つは、ボトックス注射を打ちこむことで顔の表情筋をまひさせて、結果的に皺をなくす仕組みといえるでしょう。ただ、注意しておきたいのは、皺ならばどれでも注射で治せる訳ではありません。あくまで、表情筋によってできる皺のみになります。ちなみに、表情筋が原因でできる皺の一つは額の皺になります。額にできる皺は、目を大きく見開いたときに顔の筋肉が上にあがりますが、このときにできるものです。一方で、表情筋に関係ない皺と呼ばれているのが、ほうれい線になります。ほうれい線は、顔に力を入れなくても常にできている状態です。このように、皺の種類によっても治療方法が違いますのでその点をよく理解してから美容整形外科に行きましょう。もう一つ注目されている理由があるとすれば、副作用がないことです。全く副作用がないわけではありませんが、アメリカなどで何度もボトックス注射の実験をして、ほとんど副作用がなかったことから日本にもこの注射が上陸してきました。少なくとも、厚生労働省の厳しい審査を通りぬけて実用化されていることを考えれば、副作用が限りなく少ない上に、安全性が高いとお墨付きをもらったようなものです。
ボトックス注射は副作用がほとんどありませんので、様々な美容整形で利用されています。そのうちの一つが顔を小さくするためにもちいられることがあります。当然ながら、副作用がほとんどないため顔の神経がおかしくなるようなこともありません。注射をすることで、エラの部分の筋肉が縮小して、結果的に正面から見た時の顔が一まわり小さく見えるようになります。最近の女性の中では、美しい女性のイメージとして「顔が小さいこと」が挙げられます。顔を小さくするためには、体脂肪がついている人は体脂肪をなくしていけば比較的簡単に実現するでしょう。ところが、筋肉によってエラの部分が大きく見える人は自分の努力でいかんともしがたいといえます。そこで、筋肉にボトックス注射を打ちこむことで、筋肉をまひさせることになります。筋肉がまひしていくと少しずつ筋細胞が減少していき、結果的に顔が小さくなる仕組みです。筋肉自体は、運動をしないと落ちていくといわれていますが、これは顔の筋肉でも同様になります。それ以外の利用目的としては、ワキガを治すときにも利用することができるでしょう。ワキガの原因の一つは、アポクリン腺と呼ばれる部分から出る匂いです。この部分の筋肉をまひさせれば、アポクリン腺の働きを止めることができて、結果的ににおいのもとをシャットダウンすることに成功します。ただ、注意するべきことは効果は半年程度しか持続しません。そのため、一回注射を打って半年経過した後にもう一度打ち直す必要があることを知っておきましょう。